体調がすぐれないときはなるべく「考えない」

こんにちは。
心理カウンセラー&カラーセラピストの細淵です。


すっかり年も明けて、新しい年ですね。
改めて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


ところで、年が明けて早速流行ってますね…インフルエンザ。
実は、長めにお休みをいただいていた私は、お休みの間にインフルエンザにかかってしまいました。タイミングがいいと言えばいいのですが、何とも情けないです(^^;)

誰しも風邪をひいたり、体調がすぐれないときがあるわけですが、今回は私が体調を崩して、改めて気づいたことをシェアしたいと思います。


身体が弱ってるときは、心も弱っていると知る。

体調を崩すと、身体は当然つらいですね。今回、私はインフルエンザだったので、寒気や関節痛、食欲不振、ひどい頭痛・眼痛に悩まされました。

このとき弱っているのは、身体だけではありません。心もつられて弱くなってくるんです。

そして、仕事などの予定を抱えていると、「何でこんなときに!」「早く治さなくちゃ!」と焦りや苛立ちを感じます。
その焦りや苛立ちによって、気持ち的にどんどん追い詰められ、症状はさらに悪循環になってしまいます。

いくら責めても体調は回復しません。
こうなったら最後、腹を括ってしっかり治すことです。


そのときに気をつけたいポイントを2つ挙げてみますね。



先のことをアレコレ考えず、自分の身体をいたわる。

ひとつめは、考えすぎないこと。

体調は急に悪くなることも多いもの。そうなると気になるのが、やはり予定や約束ですよね。

「今週中に○○の資料作らなくちゃいけないのに」
「明日はイベントの準備をしようと思ってたのに」
「家の掃除と片付けをしたかったのに」

ぐるぐると予定や約束のことが頭を駆け巡ります。
ですが、身体は言うことをきいてくれません…。


そのうち、こんな考えが出てきたりします。

「こんなときに風邪ひくなんて何て間が悪いんだろう」
「体調が悪いなんて言ったらイヤな顔されるだろうな」
「私ってこんなこともできないんだな」

はい、こんな考えが出てきたら考えるのをストップ!


先ほども言いましたが、身体が弱ってるときは、心も弱くなるものなのです。だから、思考にもマイナスのバイアスがかかり、感傷的になってしまいます。

そういう思いはあってもいい。
だけど、それで自分を責めても事態が好転することはありません。


どうしようもないことをアレコレ考えるのをやめて、自分の身体に意識を向けてください。

どこがどんなふうにつらい?苦しい?
何をしたら身体は少しでも楽になる?
食べたいと思うものはなに?

体調を崩したときにはしっかり身体の声を聞き、自分で自分をいたわることが、回復を早めるコツです。


体調管理が甘かったのなら、今後に活かせばいい。
周りに対する気まずさは、感謝に変換して伝えてみる。
悔しさや焦りは忘れず、誰かが同じ思いをしたときに寄り添ってあげる。

体調を崩すことは、誰にでもあること。
だからこそ、優しさも生まれるんじゃないでしょうか。


「決断」は元気になってから。

もうひとつ気をつけたいのは、体調を崩したときに何かの決断をすること。

前述の通り、思考にマイナスのバイアスがかかってしまうので、普段なら考えられることも考えられなくなっている可能性があります。そんな状況下で決断を下すというは、なるべくなら避けたいところ。

また、何かを決めるというのは、結構エネルギーが必要な行為なので、心にも負担がかかります。


まずは、決めるのを先延ばしにできないか?を検討してみてください。
すごく期限を延ばさなきゃいけないわけではなく、体調が少し落ち着くまででもいいわけです。

自分だけのことなら先延ばしをしやすいと思います。
仕事の場合でも、すぐ「無理」と決めつけず、「どうすれば決めるのを待てる状況になるか」を考えてみると、いくつか選択肢も浮かぶはずです。


身体が教えてくれる「こころの状態」もある

心と身体はつながっているとよく言われます。
そう考えると、身体の不調は心の不調ということですね。

「心と向き合う」というのは、目に見えない自分の気持ちや考えについて取り組むことだけを指すのではありません。

自分の身体と向き合い、自分に何が起こっているのか? どんなことが必要なのか?をしっかり見極めることも、結果的には「心と向き合う」ということになります。

「心」というのは、どこか一箇所に位置しているものではない。
私はそんなふうに思っています。