今日はその様子を細淵がレポートします!
児童文学で心が和んで視野が広がる!
今回取り上げた作品は、新美南吉の『こぞうさんのおきょう』でした。短編の1つで、数分で読めてしまう本当に短いお話。
でも、その短い中にもホッと心が和むシーンと気づきがたくさん詰まっているんです。
そして、読書会ならではの体験もありました。
「ヒトリ読み」と「メンバー読み」の違いを実感!
ここでは、1人で作品を読むことを「ヒトリ読み」、作品を複数人で読んで感じたことや気づきをシェアするスタイルを「メンバー読み」とします。もし、私がこの作品を「ヒトリ読み」するなら、「あ~なんだか可愛らしいお話だな。ほっこりするなぁ」で終わってました。
でも、「メンバー読み」をすると、上記した私の感想がさらに深まるんですよ!
例えば、メンバーでシェアしたことから、私は【可愛らしさ】とは別の【成長】という側面に気づかせてもらいました。
そして、「ある職場の上司が“素直さが成長のカギ”と話してくれたけど、きっとこの純粋さのことなんだ!」と不思議と納得できたのです。
自分の感じたことをシェアすると、お互いにとって新しい発見になりますね。こうやって視野が広がっていくのかも知れません。
やっぱり「違いがある」って素晴らしい!(笑)
心の奥にある想いを紡ぐ「問いかけ」
そして、作品を深く味わえるもうひとつのポイントが「問いかけ」。この「大人のよむきくクラブ」という読書会では、ファシリテーターの小林から様々な問いかけがあります。
その「問いかけ」に答えていくことで、作品のあらゆる側面に触れることができるんです。
作品から何を感じ取るかに正解はありません。
だから、この問いかけは作品の正解をあぶり出すものではないんです。
自分の心の奥にある想いを紡ぎ出すキッカケです。
思いがけない問いかけに、「え~!何だろう!?」と不意をつかれた感じも楽しい時間でした。
普段使っていない思考回路が刺激されたようです。
この読書会では、作品を通して自分の心を探求したり、それをメンバーでシェアして深めることができます。
思い思いの感じ方に触れて、「そんな感じ方もあるのか!」という驚きとワクワクがある読書会でした。
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興味のある方は、次回の「大人のよむきくクラブ」にぜひご参加くださいね(^^)
和やかな時間で心もリフレッシュできますよ~!